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2020.06.20 sat 〜 06.30 tue
ヂェン先生の日常着
at
CASANOVA & Co.


「身体が求めている服は何だろう。」
デザイナーの鄭惠中(ヂェン・ホェヂョン)は
自分の身体が喜ぶ服を作るため洋服の製作を開始しました。
生地はUVカットや防シワなどの加工は取り入れず、
綿と麻のみを使用しています。
台湾 台北郊外のアトリエにて
35年前から今も変わらぬ工程で一枚ずつ丁寧に作られています。
使う染料の種類はわずか8種類。
黒、赤(スカーレット・ローズ・ルビー)、青(アクアマリン・ブルー)、黄、オレンジ。
この黒、赤、青、黄、オレンジの染料と水の量によって色の濃淡を表現します。
毎日ドラム缶程のサイズの小回りが効く染色機で、
一日12色、1週間で60色 違う色を染めています。
ひとつの染色機で一日同じ水を使い、
そこへ染料を足したり足さなかったり。
水の色が(染料の色が無くなり)透明になるまで染料を使い切り洋服を染め上げます。
染色機の中に残った染料を無駄なく使い切るため、
そして最後に流す水ができる限り透明に近くなるよう環境のため、
最後の一回の染め工程では染料を加えることはありません。
ドラム缶サイズの染色機が3台。
1台で一日に廻す回数は4回。
よって、一日で12色の洋服が完成されます。
その時の同じ染色機の中で染まったものしか同じ色は存在しません。
一期一会の洋服です。





ヂェン先生の日常着
at
CASANOVA & Co.
ITEM



ヂェン先生の洋服では、一般的な日本製の洋服のように縫製等が一定ではありません。
糸が飛び出していることも多々見られますが、その箇所を鋏で切って頂いても問題はございません。

