
Designer : 小林 祐 , 安倍 悠治
ブランドスタートの2020AWシーズンから毎シーズン当店で開催している”LIMITED STORE”を今シーズンも開催。
安倍氏と小林氏の二人が手がけるIRENISA。
両氏共に洋服の形をゼロから生み出すことのできるパタンナーでもあります。
体を美しく見せる構築的且つ独創的なパターンワーク。
セオリー通りではない唯一無二の生地開発。
細やかな縫製や、表からは見えない部分の処理に至るまで、
洋服に求められるすべての要素が非常に高い次元で融合しているのがIRENISAの洋服です。
また、今回のLIMITED STOREでは当店CASANOVA&COのリミテッドピースとなるパンツを販売。
3/12(土)・13(日)にはIRENISAのデザイナー、安倍氏と小林氏にも在店いただきます。
加えて会期中は2022SS collection “Natural Artifice, Artificial Nature”のラインナップも幅広くご覧いただけます。
是非、IRENISAをご体感ください。
PRODUCT
IRENISA × CASANOVA&CO
DOUBLE CENTER PLEATS PANTS
size : 1 , 2 , 3
material : wool 79% , mohair 21%
ウエスト
前股上
股下
ワタリ幅
裾幅
:
:
:
:
:
1
82
29
68.5
32.5
19.5
2
86
29.5
69.5
33.75
20.5
3
90
31
71.5
35
21.5
※ウエストはアジャスターで約15cm小さくすることが出来ます




//subjunction
"立体"
March 6 , 2022
洋服を語る上で、頻繁に使われるワード。“シルエット”この言葉は、便利で簡単だけど、とても危険だと思ってる。それは、分かって使っているようで、厳密に、事細かく見ていった時には、本当にその洋服が描く”シルエット”が的を得ているのか、疑問に思う。特に、その言葉が使われる洋服の種類が”パンツ”。この服の種類には、どこもかしこも、困ったら”シルエット”が”良い”と言っとけばオーケーという浅はかな景色が蔓延してると思ってる。しかしながら、僕は、もちろんパタンナーではない。だから、洋服として完成される前段階での「線」の状態では、判断が難しい。しかし、今は大変ありがたく、幸いにも、世界中の超実力ブランドの方々と一緒に取り組むことができ、自分の目はエゲツない程に養われたと思ってる。それで仕事してるから、逆に言えばそうじゃないとダメだと思ってるけど。そう言った意味でも、洋服を”見抜く目”は、自分が今日まで出会ってきた世界中のクリエイターの方々のおかげで、もの凄く伸びた。もともと、縫製や生地については得意分野だったから、そこに於いては自負している部分はあった
"平織り"ウール79%,モヘア21%
March 7 , 2022
先日お知らせした、IRENISAとのリミテッドエディション。前にお伝えした通り、その圧巻の”内股の美”からなる、パンツのアウトラインをご体感頂きたいと思っています。そして、それを洋服として、実際に形づくるのには、重要な役割を担うことになるのが生地。IRENISAの安倍さんと小林さんが導き出した、絶対的な”線”を最大に活かすことができるものが”必ず”だった。しかしながら、僕の頭の中には、この話をスタートした時から、今回のパンツで目指すべきゴールが明確にあったんですよ。だから、そこに辿り着けることが絶対条件。そうなると自分の中では、どの繊維を使うのかということよりも、それに先行して、どんな”生地組織”がベストなのかということがあった。ただ、それを今回の”想定したゴール”と照らし合わせると自ずと答えは決まったんですよ。“平織り”。これが第一条件。そして、そこを軸としてブランドサイドとのやり取り。時間をかけていろいろやっていく内に、最後に二択。でも、その二択はどちらもIRENISAのオリジナル生地でもないし、今回のためにつくった生地でもありません。これ、別に悪
IRENISA × CASANOVA&CO
March 8 , 2022
先日よりお知らせしているIRENISAとのパンツ。今回のパンツは、IRENISAの生み出す、アウトシーム側だけではない、インシーム側、つまりは、”内股”の美しさが際立つこと。それでいて、このパンツを中心として考えた時の服装の組み合わせの上と下。上=トップス下=シューズそこがどんなボリュームの、どのような見た目のものが組み合わされても、尋常じゃなく対応できうる完成度のバランスを持つパンツを目指しました。だから、そこを目指している以上、あまりにも極限的にパンツの主張が強いものでもダメ。反対に、単純に、綺麗で上品なだけでもNG、僕の思う、ある意味で、針の穴を通すようなことにトライしたパンツです。でも、使い勝手が良いパンツとかっていうことではなくて、しっかりとIRENISAのクオリティが注がれているから、これまで未体験の”感動”をご体感頂けると思っています。そもそも、ブランドのコンセプトっていうのがあるんですよ。IRENISAは。“CHIC WITH SARCASM”「上品と皮肉」当店で、IRENISAを取り扱いスタートしたのは、幸いにもブランドデビューのシーズンだった。例えば、シ
"驚愕のパンツ"IRENISA × CASANOVA&CO
March 8 , 2022
先日より、お知らせしているIRENISAとの本企画。当店リミテッドエディションのパンツを初め、IRENISAのコレクションラインナップがふんだんに並びます。期間は、3月12日(土)〜21日(祝・月)までの10日間を予定しています。また、それに合わせてパンツも12日(土)の12時より店頭で発売しますね。今回のパンツについてですが、これまで何度かこのブログで紹介してきましたが、これまでは全て助走です。着てる写真は、一切掲載してこなかった。だから、これまでのは序章って思ってもらったら良いですよ。今日は、本題に入ります。IRENISAの洋服って、一番輝く時は、”着てる状態”ですから。全ての設計はそのため。“絶対的な美しさ”を誇るパンツ。IRENISA × CASANOVA&COの初めてのリミテッドエディション。
IRENISA × CASANOVA&CO
DOUBLE CENTER PLEATS PANTS
material _ WOOL 79%,MOHAIR 21%
size _ 1,2,3
AGING SAMPLE







洗濯による寸法変化
ウエスト
前股上
股下
ワタリ幅
裾幅
:
:
:
:
:
1
2回洗濯後
82
29
68.5
32.5
19.5
→
81
29
67.5
32.5
19.5
販売に関して
IRENISA × CASANOVA&CO DOUBLE CENTER PLEATS PANTS
の販売に関しましては
3/12 (SAT) 12:00~
より店頭での販売開始を致します。
また、オンラインサイトでの販売に関しましては
3/13 (SUN) 18:00頃~
より販売開始予定となります。
販売に関してご不明な点などございましたらお気軽にご連絡くださいませ。

SPRING SUMMER 2022
"Natural Artifice, Artificial Nature"
苔庭が印象的な京都の旅館に滞在した。
石畳や岩から垣間見える苔、樹木から零れる日差し。
設計した後は、自然の偶発性に委ねる。
時折、人が手を入れることで狙った緊張感が生まれるのだろう。
作為性と無作為性、秩序と無秩序の狭間。
自然は全てをコントロールできない。ここを勘違いしてはいけない。
全てがデジタルに飲み込まれる現在。
カウンターカルチャーのように、自然回帰がさらに起きるだろう。
水瓶の中に、一枚の花弁があることで、満開の花木を想像できる。
困難だからこそ、見立てる力や、自然との向き合い方を捉える機会を得たのだ。