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FEIT
重要なのは、"どこでつくっているのか"ではなく、
"誰が"”どのように”つくっているのか。
台湾のとある工房の圧倒的な技術を持った職人が、全ての工程を担当するベンチメイド。
ひとつひとつに、職人の名前とシリアルナンバーが記載されています。
FEITのシューズメイキングは、天然由来の素材のみを使用して行われます。
その為、鞣しと呼ばれる工程も100%植物由来の原料を使った”フルベジタブルタンニンなめし”。
現在では、化学的なクロムなめしと複合で行うことによって、柔らかな質感のレザーへと仕上げるのが一般的ですが、FEITではそれを行いません。
またシャンクと呼ばれる靴の芯となるパーツには竹を使用しています。
FEITのシューズメイキングの哲学を形にする為のMADE IN CHINA。
それが結果的に着用者へのメリットとして大きな違いを生むことになります。
ブランドのアイコン的な存在とも言えるHand Sewn High / Low。
今シーズン初めて展開されたLATEX WALKER。
そして、FEITのシューズメイキングが注ぎ込まれたOne Strap Sandal。
量産的に生産されているものでは感じることのできない、職人の手仕事によって生み出される靴の素晴らしさをお楽しみください。


One Strap Sandal
2020SSシーズンにブランドとして初めて展開された”One Strap Sandal”。
アッパーにはエルクレザーを使用。
ヘラジカと呼ばれる大型で気性の荒い鹿の革であるエルクレザーは、大きなしぼが入ることが特徴です。
そのシボを内側、つまり足の甲と触れる部分に配することによって、素足で着用してもベタつきや不快感を感じさせません。
硬く繊維質なベンズレザーのソール、フットヘッドとソールの間に挟み込むようにして固定されたアッパー、そしてそこに施された太いリネン糸の手縫い。
FEITのシューズメイキングの哲学を随所に感じることができる一足です。




LATEX WALKER
今シーズンブランドのラインアップに加わった”LATEX WALKER”。
Hand Sewn Low / Highと異なり、どこか90’sのハイテクスニーカーを彷彿とさせるようなフォルム。
ボリュームのあるソールには天然ゴムの原料となるラテックスを使用。
ベンチメイドでつくられる靴の印象と対極の印象を感じさせます。
アッパーのスウェードとシュータンを構成するパーツの境界にはリネン糸の手縫いによる補強が施されており、FEITらしさを感じる部分となっております。




HAND SEWN LOW RUBBER
ブランドを代表するモデル”HAND SEWN LOW”。
FEITと聞くとこの形をイメージする人も多いのではないでしょうか。
セミコードヴァンを使用したアッパーは一枚革で構成され、ヒール部分で縫合。
天然由来の成分100%で鞣しを行なうフルベジタブルタンニン鞣しのため、最初は硬さを感じるものの、着用を重ねることでうねるような履き皺が刻まれていきます。
コバの磨き上げや補強のために入れられたステッチなど、熟練の職人による靴づくりの深淵を垣間見ることができます。




HAND SEWN HIGH RUBBER
ハイカットモデルの”HAND SEWN HIGH RUBBER”。
ローテクスニーカーを彷彿とさせるフォルム。
こちらもフルベジタブルタンニンなめしのセミコードヴァン。
今後の伸び代を感じさせるTANカラー。
ブラックと比較すると、より一足一足の個性が際立ちます。
天然の素材のみを使用しハンドメイドで作り上げる靴だからこそ、大量に同質化したものを生み出すマスプロダクションでは辿り着くことのできない境地に。



AGING SAMPLE

STAFF野口の私物、”HAND SEWN HIGH RUBBER”。
少しずつFEITの真の姿が見え始めました。
初めはクリーンな印象だったTANカラーは深みとツヤを獲得。
日常の様々なシーンでヘビーユースしたことによるキズやシワ、生成りのステッチとのコントラストが生まれました。
新品時に感じたレザーの硬さは、着用を重ねるごとに柔らかくしなやかに。
ソールも適度に沈み込んだことによって、靴全体が足に”吸い付く”ような履き心地へと変貌。
見た目も、履き心地も、新品の状態とは全くの別物。
一度足を入れるだけでは味わうことのできないFEITの真骨頂。
ぜひ、体感してください。


