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2021.11.27 12:00~ LAUNCH

Private (Public) Collectionと題された本企画。

 


 

“個人的なつながりや関係性、状況から生まれた洋服を、その背景もふくめて共有したい。

楽しいこと、難しいこと、美しいこと、

私小説のように自然で純粋なコレクション”

店頭販売開始の初日となる11月27日(土)には、

杉原氏、吉村氏をはじめとしたAUBETTチームの全4名と、

カネタ織物株式会社の太田氏が在店いたします。

//subjunction

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​洋服の技術

November 14 , 2021

僕はいつもその洋服をどうスタイリングし、どう着こなすのか、ということは基本的にそれを手にして頂くお客様ご自身に委ねている。だから、これをこういうものと合わせてコーディネートしてくださいっていう、ファッション的なアドバイスは店頭でも話をすることってほとんどないし、それはご来店頂く多くの方がかなりレベルが高いからっていうこともあると思う。だから、基本的にその洋服がどうやってできているものなのかということをできる限りお伝えしていることに徹してる。どうしてもコーディネートって好き嫌いがあると思うし、よほど長年お話をさせて頂いている方であれば手持ちのものも何があるのかが分かるし、そういう話もすることもあるけど。そもそも僕は、洋服を形成する複合的な要素、・繊維(何を原料とするのか、それをどう調達するのか)・糸(紡績の方法、撚糸)・生地(整経、経通し、織りの方法、検反)・染色(染色の段階、方法)・加工(フィニッシュ)・パターン(アウトライン、体へのフィッティング、裁断)・縫製(どう縫うのか、どれくらいの精度で縫うのか)・仕上げ(プレスの方法)・思想(何を考え、目

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カネタ織物株式会社

November 15 , 2021

日本の綿織物の産地。遠州(えんしゅう)。静岡県の西部に位置するこの一帯は、江戸時代から綿織物の生産が行われ、今でも数こそ多くないもののいくつかの機屋さん、加工場さんなどが存在する地域。その外れに位置し、古くは、天龍社(てんりゅうしゃ)産地と言われた掛川市。綿織物を生産する会社が盛んに存在していた1955年から創業し、今なお残り続ける”カネタ織物 株式会社”。その特殊生地の生産背景から、どんなブランドとも取引をするということはないそうで、でも、その代わりブランドが何を目指し、どんなことを考え、何を生み出そうとしているのかを重要視し、具現化している機屋さん。綿織物と言っても、原料となる綿(わた)の種類や生産地、それを収穫する際には手摘みにするか機械摘みにするのか、更には紡績する方法、撚糸回数、単糸なのか双糸なのか、番手は太い3番手〜200番手と細番手のバリエーション。糸をつくるだけでもこれだけの選択肢。もっと言うと、そこから織りの工程となり、織りの組織は、平織り、綾織り、繻子織り、多重織り、それに加えて、経糸密度と緯糸密度、その経緯の密度比率。

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AUBETT

November 17 , 2021

カネタ織物さんとの架け橋をしてくれたAUBETT。AUBETTとこのような取り組みを一緒にやりたかった。AUBETTとじゃなきゃダメだったし、そうでなければ絶対になし得なかったと思います。そもそも、僕は日頃店頭に立ち、来店頂くお客様方と話をしているんですが、店をやってる一人の人間として考えていることは前のブログで書いたように思っています。洋服で”人生が変わる”という表現を先にしましたが、それは本当にそうだと思っているし、そのためのまず最初の入り口には、”知ること”、”気付くこと”があると思うんです。僕は今のようにCASANOVA&COでやる以前に、長い期間ではないけど、縫製工場で勤めていたことがある。その時には、縫製を行う女性の方々と一緒に縫製ラインに入ったり、芯貼り、アイロン、特殊ミシン、延反、裁断の工程をやっていた。そして、時間が空けば貴重なユニオンスペシャルで巻きチェーンばかり縫って練習してた。笑その時のことは今にとても役立っていることは多い。でも、その当時から変わらず思っているのが、やっぱり洋服って店頭に並ぶまでには、とても時間がかかり、た

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ZZ強撚綾三重織

November 21 , 2021

先日より、書いていましたが、僕がずっとやりたいと思っていたこと。世界でも類を見ない”技術”を持つ、機屋さんへ行き、生地を製作すること。それを皆様へお伝えすること。そして、その生地を実力のある素晴らしいブランドと一からつくり、洋服として形にし、お客様のもとへ届けること。思い描いていたことが間もなく実現しそうです。今回、カネタ織物さんへ訪れ、AUBETTと企画した生地。“ZZ強撚綾三重織り”という生地です。これは、間違いなく世界でもカネタ織物さんでしか形にすることができません。そして、そのカネタ織物さんに関わる、全ての方のおかげで現実のものとなりました。これまで絶対に誰もが見たこと、触ったこと、着たことのない素晴らしいクオリティの生地が完成したと思っています。もともと、この生地のイメージのスタートとなったものがあります。これ。と、これ。この写真は、店のすぐ目の前にあるガードレールと、側溝というよりも少し大きい川にある太いパイプ。これを毎日毎日見ていた。この”赤錆び”の色合いは独特で、他にある赤錆びの色よりもすごく複雑な色をしてるんですよ。

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Private (Public) Collection 001

November 23 , 2021

先日よりお知らせをしている、ZZ強撚綾三重織りを使用した洋服。この生産に携わって下さった方々の協力があり、形にできました。3種類の洋服です。この洋服を通じて、これまで伝えられてこなかったことをお伝えしたいと思っていますし、それにより時間をかけて、手をかけてつくられた洋服の素晴らしさを感じてもらいたいと思っています。販売は、先にインスタグラムの方でお知らせしているように、11月27日(土)の12時より店頭での発売を致します。期間は、11月27日(土)から12月5日(日)までを予定しています。初日は、AUBETTの吉村さん、杉原さんをはじめとしたAUBETTチームの全4人。更に、この素晴らしい生地を実現してくれたカネタ織物の太田さんが店頭に立ってくれる予定です。そして、今回の洋服は、AUBETTのPrivate (Public) Collectionとして販売致します。“個人的なつながりや関係性、状況から生まれた洋服を、その背景もふくめて共有したい。楽しいこと、難しいこと、美しいこと、私小説のように自然で純粋なコレクション”という意味合いが込められた特別企画。セレクトショップやブランド、機屋さんな

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3種類の洋服

November 24 , 2021

AUBETTにこのような話を最初にしたのは一年半ほど前。そこからよりいろんなことを考え、話し、そして、もうすぐでそれを皆様にお披露目できる時が近付いてきました。これまでこのブログでは躊躇って控えてきたようなことにも触れようと思い、僕が日頃感じていた今の”洋服文化”がいかに浅いのかということや、洋服業界の状況についても自論を書き、この//subjunctionというブログでお伝えすることで、今回は自分に対しても、洋服市場に対しても、少しでもそこを打ち破りたいと思いました。今回のこの特別企画を通して、”小売店”という川下の在り方、”ブランド・メーカー”という川中の在り方、そして、きちんとした「技術」と「想い」のある”川上”の分野への考え方。そのことを、皆様に思いを馳せてもらえるような契機となれればと思っています。そして、これまで何度も書いてきましたが、今回つくった3種類の洋服の生地は、世界中見てもカネタ織物さんでしか、絶対に織ることができません。その生地も、洋服も、どちらもが双方に最大に活かされる形でAUBETTと一からつくった洋服です。僕は、バイヤーとして年

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”Interview” ~AUBETT~

November 25 , 2021

Private (Public) Collectionとして、カネタ織物、AUBETT、そして当店CASANOVA&COで生み出した3種類の洋服。日頃より取り扱いを行い、このような洋服づくりの架け橋をしてくれたAUBETT。そのブランドのディレクター吉村さんと、デザイナー杉原さん、そして僕とでインタビュー形式での対談を行いました。今ではこういうのはインスタライブとかでやるんだろうと思いますし、それを音声でお伝えするのも良いのですが、もっと目に見えた形として残り続け、そして自分がとても大切にしてきた”文字”としてその全てをお伝えしたいと思います。これまでこのようなことは、ちょうど一年前に山内の山内さんとで行ったことがありますが、それに続き二回目。超長文となりますが、ご覧頂けると幸いです。以下より三者での対談です。

<福田>:それでは、吉村さん、杉原さん宜しくお願いします。

<吉村・杉原>:宜しくお願いします。

<福田>:早速ですが、このインタビューはこれまでブログで色々書いて、それを掲載してる前提でいくのですが、そもそもAUBETTの考え

​products

- AUBETT JACKET

COTTON 46%,WOOL 38%,MOHAIR 16%

RED RUST

3,4,5

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肩幅
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- INVERTED PLEATS OVER COAT

COTTON 46%,WOOL 38%,MOHAIR 16%

RED RUST

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- FOURTEEN DARTS TAPERED TROUSERS

COTTON 46%,WOOL 38%,MOHAIR 16%

RED RUST

3,4,5